⭐︎国語が苦手な子には、まずこの1冊!『ロジカル国語』
1. エリートママが絶望のフチで見つけた「普通のドリル」

前回記事、SAPIX・鉄緑会を勝ち抜いた私が、我が子の家庭学習に「市販ドリル」を選んだ本当の理由に書いた通り、医学部卒の元家庭教師というプライドから、「絶対に身になる問題集をさせよう!」と鼻息荒く意気込んでいた私。
本屋でいくつかの問題集を吟味しました。選んだのは、いわゆる「思考回路を使う系」のもの。 幼稚園のとき、我が子はかなりスラスラと絵本を音読していた(と思っていた)ため、「そこそこ読み応えがある文章じゃないとな」と思い、文章量がしっかり目の問題集をチョイスしたのです。
(それでも学童内で自力でやってもらうため、難易度“中級”を選んでいたつもりだったという……。とほほ)
つまり、子どもの現在のリアルな能力なんてこれっぽっちも考えず、いわゆる『良質でひねりのある難しい問題』ばかりを我が子に押し付けていたのです。
でも、我が子に今本当に必要だったのは、そんな高尚な問題ではありませんでした。
小学校が始まり、学童でお弁当が必要になったり、幼稚園と学童の2拠点の送り迎えが始まったりして、私自身もすっかり疲れ果てていた4月、5月。
「運動会練習が始まって疲れて昼寝しちゃうんだよね」という、いっちゃん(我が子)の言葉を信じ、渡した問題集の“計算練習しかやってこない”状態を見ても、「そっかー、大人でも疲れるしね」なんて呑気に構えているうちに、あっという間に6月になっていました。
そこで、やっと落ち着いて勉強を見てあげたとき、衝撃が走ります。
とにかく、解くのが遅い。遅い、遅い、遅い……!「こんなに遅くては何も終わらないではないか!」というレベルです。
なぜそんなに遅いのか、横でじっくり観察してみて、初めて理由が分かりました。 初見の読解文章を、一文字ずつ区切って読んでいるのです。なんと、たどたどしい……。
(え? 嘘でしょ? 幼稚園のとき、あんなにスラスラ音読してたよね!?)
焦った私は、当時いっちゃんが大好きだった絵本『おばけのきもだめし』を持ってきて読ませてみました。すると、やっぱりスラスラ読むのです。
一体どういうこと……?
そこで私はハッと気づきました。 絵本はスラスラ読んでいたのではなく、内容を完全に「暗唱」していただけだったのです。
つまり、初見の文章は自力でまともに読めない。(ドクターストーンの千空風に言えば、読めてもクソほど時間がかかる)。
算数の文章題を解くのがものすごく遅かったのも、思考力がないわけではありませんでした。私が横から音読してあげると、ちゃんと解けるのです。自分で「読めない」から、文章題を見るだけで嫌になってフリーズしていただけでした。
ずっとつきっきりで読んであげられたらそれが一番ですが、ワーママの悲しいところ。基本は学童の時間内で勉強を終わらせてもらわなければいけません。 土日は平日にできない分、自然体験などに連れて行ってあげたいし、下の子もいるから勉強だけにそんなに時間は割けない……。
「算数の文章題は、遅いけれどまだ文章が短い。捻くれた問題でなければなんとかなりそう。問題は、国語だ……」
何かいい教材はないの!?と、本屋の棚がボロボロになるまで探して、原点回帰で行き着いたのが、誰もが知るくもん出版のドリル『ロジカル国語』でした。
2. 我が子の目の色が変わった!『ロジカル国語』が起こした3つの奇跡
具体的に、この『ロジカル国語』の何が、文字を読むのが苦手な我が子にバチッと刺さったのかを解説します。
① 「これならできる!」と思わせるスモールステップの天才
はじめに私が良かれと思って選んだドリルは、まず文章が長い。途中で詩や古文風の文章まで出てくる「いろんなジャンルに触れられる最適の1冊♪」というものでした。 しかし、1ページ進むだけで急に難易度が上がったり、超長文が出現したりするため、一緒に勉強していても我が子のテンションが目に見えて下がっていくのが分かりました。
↑1年生は、せつめい文と物語文だけで構成されているのがわかりますか!?
それに対して、くもんの『ロジカル国語』は、文章のジャンルが少ない。基本的には説明文と物語文だけ。(Amazonの商品ページを引用しています。)その上、とにかく文章が短い! B5ページの半分に、どでかい文字で少しだけの文章。 「え? さっきと同じ問題?」と思うくらい、アリの歩みで少しずつ進みます。
これが、文字を読むのが苦手でフリーズしがちだった我が子に「あれ? 僕、できるかも!」という自信を植え付けてくれました。 さらに、問題を解いた後に「なぜなら〇〇だから」と理由を答えさせるところも、文章の構造がわからない子に対して優しく思考を促してくれる、最高の良問だと感動しました。
② 絶妙な「余白」と「文字の大きさ」
大人が思う以上に、子どもはページに文字がギッシリ詰まっているだけでやる気を失います(大人の私たちが、文字だらけの利用規約を読みたくないのと同じです)。 くもんのドリルは余白が広くて文字が大きく、視覚的にも「これくらいならすぐ終わる」と思わせてくれます。実際にすぐ終わるお陰で、子どもが「次のページもやろっかな〜!」と調子に乗ってくれるのです。
③ 1人でも迷子にならない「絶妙なヒント」
1人で学童で解いていると、どうしても詰まることがあります。そんなとき、このドリルには解き方のヒントが書いてあるので、安心して取り組めたようでした。 (たまに、全くヒントを読んでなくて『ヒント読めば一発でわかるよね!?』と思うこともないわけではないですが……笑) 自宅で私が解説をするときも、このヒントをうまく使ってあげると、子ども自身も納得しやすいようでした。

リンク先の画像では荒くて見えづらいので、使用した問題集の一部をお見せします!
⭐︎前の答えを答えた理由は『なぜなら』で説明されていますし、さらに
⭐︎「指示語」が指すのは前にあることだよ
ということを、わかりやすく教えてくれています!とっても手厚いです!
3. 脳に「報酬(ドーパミン)」を与える仕組み
この「できた!」という達成感や、「できたねシール」をペタッと貼る行為。これらは、脳医学的にも非常に理にかなっています。
難しい問題を無理やり解かされて「わからない、嫌だ」と思っているとき、子どもの脳は強いストレスを感じてシャットダウン(つまり拒絶)してしまいます。
逆に、自分のレベルに合った簡単な問題をサクサク解いて「シールを貼る」とき、脳内ではドーパミン(快楽・報酬物質)が出ます。 この「ドリルをやる=楽しい!気持ちいい!」という脳のポジティブな回路を、最初の段階でしっかり作ってくれたのが、このくもんのドリルでした。
4. ただし……ただドリルを「解かせるだけ」では意味がない!
ここで、元家庭教師であり、自身も受験を勝ち抜いてきた私から、とても大切なことをお伝えさせてください。
この『ロジカル国語』は本当に素晴らしいドリルですが、ただ子どもに渡して、ただ問題を解かせているだけでは、その効果は半減してしまいます。
どんなに簡単な問題であっても、絶対にセットで行うべき、我が家の「鉄則」があります。 それは、文章中にマークをつけたり、根拠となる部分に線を引いたりしながら解くというトレーニングです。
一見、小学生の簡単なドリルなら、線を引かなくてもパッと見て答えが分かります。子どもも面倒くさがります。 ですが、この「簡単で余裕がある時期」にこそ、手を動かして印をつける癖をつけておかないと、将来、中学受験の難解な長文読解や、大学受験の小論文に挑むときの「武器」が育ちません。
「じゃあ、具体的にどうやって低学年の子どもに線を引かせればいいの?」 「嫌がらずにマークをつけてくれる方法はある?」
ここに関しては、私がこれまでの経験から編み出した「完全オリジナルの線引きメソッド」があります。ドリルを開くだけでは身につかない、親の仕掛けが必要な部分です。
これについては語ると長くなってしまうので、また別記事でどこよりも詳しく、我が家の実践例とともにお話ししますね!
5. 結び:まずは「勉強の体力」をつけることから
運動会練習で泥のように昼寝するほど体力のなかった我が子が、くもんのドリルのおかげで、まずは学童で自力で問題をこなすという「学習の体力」を身につけることができました。
もし今、「せっかく買った高いドリルを子どもがやってくれない」「家庭学習の時間が毎日険悪で、親がイライラしてしまう」と悩んでいるママがいたら……。
そして、「くもんのドリルなんて簡単すぎない?」と、かつての私のように敬遠している方がいたら、ぜひ一度試してみてください。
プライドを少しだけ横において、このドリルを目の前に置いてみる。そこから、我が家のように世界が変わるかもしれません。興味がある方は、ドリルのリンクを貼っておくので確認してみてください!
次回記事では、ロジカル国語の次に繋げるドリルを紹介しています♪参考になったという方は、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!



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