「平日は仕事が忙しくて、子どもの勉強にじっくり付き合う時間なんてない……」 「学童にドリルを持たせているけれど、一人だとフリーズして白紙のまま持ち帰ってくる」
そんなお悩みを抱えていませんか?
幼児期に通信教育や公文をやっていたから、なんとなく足し算や引き算はわかっていても、ここから学校の授業プラスアルファの応用力をどうつけていけばいいか、仕事と両立しながらの家庭学習は本当に頭を悩ませますよね。
我が家が実践したのは、難関中学受験を目指すようなガチガチのスパルタ教育ではありません。目指したのは、「親の負担を最小限にしつつ、子どもが学童で一人で自走できる、確実な基礎力づくり」です。
💡 我が家の「小1算数ドリル」役割ロードマップ
我が家では、小1の算数教材を目的別に以下のように役割分担させていました。
教科書ワーク: 学校の宿題をノーミスにするための「自信付け」 【この記事】
Z会グレードアップ: 3年生以降でガクッと落ちこぼれないための「読解算数」 【この記事】
算数ラボ: 1日10分、机に向かう習慣をつけるための「謎解きパズル」 (※次回の記事で紹介)
きらめき算数脳: 週末にゲーム代わりに開く、最高峰の「地頭育成」 (※次回の記事で紹介)
前の記事では、1年生の1学期の学童の間は「ほぼ計算に全振りした」というお話をしました。今回は、このロードマップの前半2冊『教科書ワーク』と『Z会グレードアップ問題集』をフル活用した、働くママのための並走&自走システムを具体的に公開します。
📘 ステップ①:『教科書ワーク』で基礎固め。家では絶対に「自走」させないルール
まず大前提として、学校の教科書はとてもわかりやすくできていて、ものすごく重要です。長い年月をかけて、とても頭の良い人たちが試行錯誤して作っているので、最低限の基礎を定着させるには教科書を完璧にすることが一番の近道です。
そのため、我が家では教科書に準拠した問題集である『教科書ワーク』を取り入れました。ここで最も重要なのは、「家でやるときは、最初から子ども一人で進めさせない(自走させない)」ということです。
平日は忙しいからこそ、あえてドリルを開くのはママの目が届く時間だけ、と割り切ります。我が家では以下のようなステップで進めました。
1. 「説明」と「例題」は親と一緒に(5分)
ドリルを開いてすぐにある「説明文」や「例題」のページは、親が隣に座り、一緒に読みながら解説します。ここで「今日のルールのイメージ」を親子でサッと共有します。
ルールがわかっているかを、例題の簡単な数値変え問題で確認もしてあげます。
⚠️ ここがポイント!
我が家では、これで1日の学習を終わりにする日もあります! 基礎のルールがわかっていないのに、焦って次に進んでもまるで無意味だからです。
2. 「練習問題」は親の目の前で解かせる
ルールがわかったら、次の練習問題を解かせます。この時、親はご飯の準備などの家事をしながらでも構いませんが、「目の前で解く様子」を見守ります。つまずきそうなサイン(鉛筆が止まる、式を書きあぐねる)をその場でキャッチして、すぐに対処するためです。 ※ここで手が止まる場合は、ステップ1の「説明・例題」に戻ります。
3. ほぼ全問正解なら「まとめ問題」を学童用へ
目の前で解いて、しっかり理解できている(ほぼノーミス)と確認できたら、初めて「子ども一人の時間(学童)」にバトンタッチします。
その章の「まとめ問題」や「テスト形式のページ」だけをコピーして、平日の学童用のファイルに入れます。一度家で完璧に理解した内容なので、学童で一人になってもフリーズすることなく、自信満々でサクサク解き進めることができます。
⚠️ 持たせるときのママのひと工夫
教科書ワークの「まとめ問題」は、練習問題より少し難しくなっていることがあります。親が事前に見て、「これは明らかに今の段階では難しそうだな」という問題にはあえて大きく❌をつけておき、学童ではさせないようにしていました。学童でのフリーズを徹底的に防ぐためです。
📝 ステップ②:『Z会グレードアップ問題集』で少し応用へ。働くママの「持たせ方」の工夫
基礎が固まったら、学校の教科書より少し骨のある『Z会グレードアップ問題集(計算・文章題)』を投入します。
ただの計算ドリルや学校の宿題だけを学童に持たせていると、2年生・3年生になったときに『応用問題の長い文章を読んだだけでフリーズする子』になります。計算は算数の要であることに間違いないのですが、「計算を文章題の中で使いこなす訓練」は絶対に必要です。
このグレードアップ問題集には、「何番目」といった図を書かせる問題など、多くの子がついついつまずいてしまうポイントがしっかり網羅されています。自分で図を書いて整理するトレーニングに最適なドリルなのです。
良問揃いのZ会ですが、小1の子どもが一人で初見の一癖ある文章題を読み解くのはハードルが高いもの。そこで、我が家では子どものタイプに合わせて、親の関わり方(読む負荷)を変えました。
- 一人目(読むのがじっくりタイプ): 文章を一人で読むだけで脳のエネルギーを消費してしまうため、問題文はすべて親が隣で読み上げてあげました。
- 二人目(読みが得意なスピードタイプ): 文章自体は自分で読ませました。ただし、読み飛ばしや勘違いが非常に多いので、「問題文の数字」や「問われているところ」に線を引くよう、口を酸っぱくして言い続けました。 Z会のような一癖ある良問だからこそ、「問題文に線を引く重要性」が子ども自身にもよく伝わります。
忙しい平日のためのスケジュールと「コピー」の仕掛け
このグレードアップ問題集を完全に我が物にするために、時期によって持たせ方を変えました。
- 1学期(土日のみ): まだ学校生活に慣れておらず、子どももヘトヘトな時期。「運動会の練習でしんどいー」と言いまくる我が子に、平日の放課後に深く考えるような問題を解かせるのは無理です。そのため、無理に平日にやらせず、土日のみじっくり取り組みました。 この時、親の採点で「間違えた問題」や「もう一度復習させたい重要な問題」の番号に、親の手帳やドリルにこっそりチェックを入れておきます。
- 2学期〜(平日学童へ移行): 体力がついてきた2学期からは平日の学童用ドリルへ昇格。ただし、そのまま持たせるのではなく、「家で一度解いたことがある、比較的簡単なページ(またはチェックしておいた復習問題)」のみをコピーして持参させました。
⚠️ 長すぎる文章題は「なんなら解かなくていい」!
特に、グレードアップ問題集の文章題は、最後の方になると文章が長すぎます。長文の中から、自分に必要な数字を探しながら解いていく必要があります。
こうなると、一人目のじっくりタイプはそれだけで疲れてしまいますし、二人目のスピードタイプも読み飛ばしていらない情報に引っかかります。これこそが、以前の記事でお話しした「ある程度国語(読解力)ができていないと算数ができない」となっていく典型例です。学年が上がるごとに、文章はどんどん厄介になっていきます。
ですから、これらの難しすぎる問題は、1年生のうちはなんなら解かなくていいです! もし「解かないまま空欄で残るのが気持ち悪い」という場合は、親が横から「これってどういうことかな?」と軽い文章の誘導を話しながら、一緒に解いてあげると良いと思います。1年生のうちに、子どもが一人で完全に解ける必要はまったくありません。
🏁 まとめ:負担なく教科書より「少し上」を目指す
これが、我が家の基礎から軽い応用へのルートです。がっつりとした『思考力』ではないですが、負担なく教科書より少し上の問題が解けるレベルを無理なく目指せます。
次回は、もう少し思考力を鍛えるために、我が家が土日に行っていた学習内容(ドリル2選)を紹介します!


コメント