前回の記事では、我が家の一人目、文字を読むのがちょっと苦手でじっくりタイプのいっちゃんの1年間の学習戦略をお話ししました。親が「読む負荷」のボリュームを細かく調整してあげることで、1年の終わりには笑顔でクリアできるようになったルートです。
今回は、真逆のタイプである二人目のつーちゃんの1年間のロードマップを公開します。
つーちゃんは、最初からスラスラと文章が読めるスピードタイプ(暗唱ではなく、ちゃんと意味を理解して読解できているタイプ)でした。
しかし、「読めるからといって、最初からハイレベルな教材に飛びつくと足元をすくわれる」というのが、上の子の時に学んだ教訓です。親がチェックしないまま進めると、本当に読んでいるかわからないし、難しすぎて本人のやる気もなくしてしまいます。いっちゃんが音読ではなく暗唱していると知った時は本当にひっくり返るほど驚きました💦
ポテンシャルの高い「読める子」だからこそ、あえて最初はストッパーをかけ、手堅く土台を固めたことで後半に大爆発した、我が家の小1戦略の全貌をお話しします。
📘 【国語】「丁寧さ」のストッパーと、爆速で駆け抜けた漢字
我が家では、平日に行く「学童」では自走できるレベルの教材を、じっくり取り組む「家庭学習」では親が並走する教材を、と役割をカチッと分けています。
最初から読むのが得意だったつーちゃんですが、1学期の段階である大きな課題がありました。それが「字の乱雑さ」です。スピードがある分、雑に進めてしまう癖がありました。
1学期:あえてハードルを下げて「丁寧さ」と「やる気」を育てる
そこで1学期は、あえてハイレベルな問題集などには手を出さず、毎日ひらがな・カタカナのプリントで徹底的に「丁寧に書くこと」に集中させました。
さらに、上の子の失敗を活かして、読解ドリルはあえて基礎的な『ロジカル国語』から手堅くスタート。つーちゃんにとっては簡単に解けるレベルだったため、「国語って楽しい!得意かも!」と、一気にやる気に火をつけることに成功しました。
2学期〜:一気にハイレベルへステップアップ
土台と自信がついた2学期からは、一気にギアを上げました。 学童用のドリルを『ぐーんと強くなる』→『ハイレベ国語・読解』へと段階的にステップアップ。
文法は、上の子の時にも大活躍した『初めての論理国語』を投入しました。この論理国語に関しては、学童に丸投げするのではなく、「前の週末に家で一度、親と口頭で一緒に内容を確認してから、翌日学童で自力で解かせる」という並走スタイルを徹底しました。
⚠️ 読める子だからこそ「何度も注意した」こと
スラスラ読める子は、感覚だけでパッと解いてしまいがちです。そのため、以前の記事でもお話しした**「問題文の重要キーワードに線を引く」などの基本戦略が、雑になっていないか**は何度も厳しくチェックし、注意し続けました。手堅いフォームを小1の間に体に染み込ませるためです。
なお、土日は完全なる「本の虫」状態でずーっと読書をしていたので、勉強はさせず放っておきました(笑)。
ちなみに……字の汚さはこれだけでは治らず、夏休みから硬筆教室に入れました。(が、乱雑に書くのはなかなか治らない。。。とほほ)
漢字の暴走:3学期には『ハイレベ漢字』へ
2学期からの漢字の進め方は、上の子と同じ「まずはなぞり書き」→「親が問題文を全てひらがなにした特製文章題を作り、漢字ドリルを見ながら埋めさせるスタイル」でスタートしました。
ところが、つーちゃんは新しいページをガンガン勝手に先取りして進めてしまい、あっという間に1年生の漢字を覚えてしまったのです。そこで3学期には、急遽『ハイレベ漢字1年生』を投入。スピードタイプならではの爆発力を見せてくれました。
このハイレベ漢字に関しては、「まずはすべての『読み』の問題だけを先に仕上げ、手強い『書き取り』は2年生に上がる春休みに使用する」という工夫をして、挫折を防ぎました。
📐 【算数】上の子と同じ最強ルーティン + 九九への挑戦
算数は、我が家の黄金パターンである「学童で基礎と先取り」+「家で思考力」の二刀流で進めました。
① 学童:ほぼ毎日計算 + 夏休みに「2年生の先取り」
1学期間、学童では毎日計算ドリルをコツコツこなしました。 実はこちら、我が家の小1戦略最大のターニングポイントが夏休みです。ここで「2年生の計算」と「単位の換算」をピンポイントで先取りさせました。
つーちゃんは、この先取りの中で「かけ算(九九)」にかなり苦戦!なかなか覚えられず苦労しましたが、粘り強く取り組み、なんとか2学期の終わりまでにはほぼ暗記することができました。この夏休み貯金があるからこそ、後半の伸びが違ってきます。
② 2学期後半〜:『Z会グレードアップ問題集』を開始
計算と単位、そして九九の土台が入った2学期後半、満を持して学童用に『Z会グレードアップ問題集(計算・文章題)』を持たせました。
見開き1ページで負担が少ないZ会の算数ですが、つーちゃんが学童でプレッシャーを感じないよう、我が家では以下のルールを徹底していました。
- 「5分考えて分からなかったら、飛ばしていいよ」と伝える
- 週の頭(月〜水)は簡単そうなページ、週の後半(木・金)は難易度高めのページになるよう、親がノートを調整して持たせる
💡 汚い字でのミス…親のスタンスは?
つーちゃんの場合、字が汚くて途中で自分の字の「0」と「6」を見間違えてバツになったり、文章中の数字を写し間違えたせいで「式は合っているのに答えがバツ」ということも多々ありました。
正直イラッとすることもありますが(笑)、**「この辺はこれからの計算演習で自然と鍛えられるだろう」**と思い、あえて細かく怒らずに目を瞑りました。
③ 家:じっくり腰を据えて「思考力問題集」
学童で基礎を完璧に固めている分、家での家庭学習では『算数ラボ』のような「思考力系問題集」に特化しました。
ここでのポイントは、上の子のいっちゃんの時は親が隣で音読してあげていましたが、読むのが得意なつーちゃんには「自分で音読してもらう」というスタイルをとったことです。自分で声に出して読ませることで、スピードタイプ特有の「問題の読み飛ばし」をしっかり防ぎました。
🏁 まとめ:タイプは違えど「親のコントロール」が自走の鍵
2回にわたって、真逆のタイプである我が子たちの「小1の1年間の学習戦略」をお話ししました。
- 読むのが苦手なじっくりタイプ(いっちゃん): 親が音読してあげることで「読む負荷」を徹底的に減らし、自信をつけさせながら休日を活用して引き上げる。
- 読むのが得意なスピードタイプ(つーちゃん): あえて最初に基礎(ひらがな・ロジカル国語)でストッパーをかけ、雑さを潰してからハイレベル教材(ハイレベ)へ解き放つ。
アプローチは全く異なりますが、共通しているのは「学童(子どもが一人でやる場所)で絶対にフリーズさせないよう、親が一歩先回りして教材の難易度やスケジュールをコントロールする」ということです。
子どもがドリルを放り出すとき、それはやる気がないのではなく、教材の「出す順番」や「場所」が合っていないだけかもしれません。ぜひ、お子さんのタイプを見極めて、最高の戦略を練ってあげてくださいね。
さて、国語と算数の1年間の全貌が見えたところで……。
次回は、今回のロードマップでも「家での家庭学習」として登場した、【算数の思考力系問題集、我が家は結局何を使った?】について、具体的な教材名と我が家の活用法を詳しくレビューします!
どうぞお楽しみに!


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