【国語苦手な小1】失敗した有名「定番ドリル」3選

「うちの子、もしかして国語が全然できていないんじゃ……?」 そう気づいたとき、親の心にはものすごい焦りが生まれますよね。

前回までの記事を読んでくださっている方はお分かりかと思いますが、我が家でも小学校1年生の夏休み前、まさにその強烈な焦りに襲われました。学童用に持たせた国語の問題集を、真っ白なまま持って帰ってきたあの時の衝撃は今でも忘れられません。

「とにかくなんとかしなきゃ!」 そう思った私は、ネットやSNSで必死に検索し、「国語が苦手な子におすすめ」「小1国語の定番」と言われている有名どころの問題集を、慌てていくつも買い漁りました。

そこでたどり着いたのが前回までの記事で紹介した
くもんの読解力を高めるロジカル国語小学1年生
小学1年生 文章読解にぐーんと強くなる
出口式 はじめての論理国語 小1レベル
でした。

しかし、世間で「良書」と絶賛されているドリルが、必ずしも「今、国語に拒絶反応を起こしているわが子」に合うとは限りません。中身は素晴らしいのに、当時の我が子には早すぎて、見事にやる気をそいだ失敗ドリルがいくつもあります。

今回は、当時の私が焦って購入し、「イマイチ……」という結果に終わってしまった3つの有名ドリルについて、親の目線と子どものリアルな反応を交えてレビューします。

1. 超定番:『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック]』

まず私が「国語の定番といえばこれでしょう!」と真っ先に飛びついたのが、超人気シリーズであるふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック] です。

国語の指導で有名な福島先生の本ですし、しかも表紙には大きく「対象:小学1〜3年」と銘打たれています。国語が苦手な我が子でも、ベーシックから始めれば間違いないだろうと思い購入しました。

親の感想:言葉の構造を学ぶための最高の1冊

大人の私が中身を読んだときの最初の感想は、「素晴らしい」。
「言いかえる力(具体と抽象)」「くらべる力(反対語・対比)」「たどる力(因果関係)」をステップアップで学べるようになっており、日本語の構造をロジカルに整理するにあたって、これ以上ないほど綺麗に作られているドリルだと感じました。(1年生には難しかったですが、学年が上がってから重宝したため、本の内容に関しては別記事でまとめる予定です。

子どもの反応:見た瞬間から「難しそう……」

しかし、本を開いた我が子の反応は冷ややかなものでした。 開いた瞬間に「うわ、難しそう。やりたくない」と拒絶モードに入ってしまったのです。

子どもが拒絶したした原因は、主に以下の3点でした。

  • とにかく字が小さい: 小1になったばかりの子にとって、1ページに詰まっている文字の密度が高すぎました。
  • 色味が大人っぽい: 一応、2色刷りのような色はついているのですが、全体的にトーンが落ち着いていて、いわゆる「白黒」に近い印象を受けます。パッと見のワクワク感がありません。
  • 説明の言葉が難しい: 1年生の語彙力がまだ少ない子にとって、問題の前提となる説明文の言葉自体が少し硬く、「わかるぞ!」という気持ちになりづらい構成でした。実際、『ざら↔️まれ』などの反対言葉が出てきますが、7歳には難しすぎるかな、と思います。

当時の結論:学童での自学は不可能。一旦保留へ(※のちに小4で活躍)

我が家の場合、「学童の自習時間に、子どもが1人で進められること」がドリル選びの重要条件でした。しかし、このドリルを1年生が1人で解くのは、語彙力的にも視覚的にも無理があると判断し、一旦本棚の奥へ保留することにしました。
似たような内容で、文章の構造が掴めるのが、前回記事でおすすめした『出口式 はじめての論理国語 小1レベル 』。カラフルで視覚的にも問題なく取り組めましたし、使っている単語もしっかり7歳向けです。

ちなみにこのドリル、実は我が家では「子どもが小学4年生になってから」改めて引っ張り出して進めました。4年生で使用し非常に役に立っています。対象年齢の「小1〜3」をそのまま真に受けて、1年生の初期に無理にやらせなくて本当に良かったと思っています。(これについては、また別の記事で詳しく書きますね)。

2. 『総復習ドリル 基本トレーニング 読解力 12級』

次に試したのが、学年ごとではなく「級」でレベルが上がっていく方式の小学 基本トレーニング 読解力【12級】 です。 12級が小学1年レベル、11級が小学2年レベル……というように、実力に合わせてスモールステップで進められるため、苦手を少しずつ克服するのに最適だと思って購入しました。

親の感想:難易度はとそこまで難しくない

私の感想としては、以前の記事でご紹介した公文の「ぐーんと強くなる」の文章読解シリーズと、難易度自体はそこまで大きく変わらない印象でした。30日で終わると書いてあるし、分量的には公文のぐーんと強くなる文章読解よりも少なくて、終わりが見えるのが取り組みやすいのでは?と思ったのですが・・・。

子どもの反応:色がない紙面に心が折れて挫折

こちらも、数ページ進めたところで子どもが完全に挫折しました。 理由はシンプルで、子ども曰く「とにかく、色がないのが嫌だ」ということでした。

このドリルは中身がほぼモノクロ(白黒)です。大人は「中身がシンプルで集中しやすい」と捉えがちですが、文字を読むこと自体に強い苦手意識がある1年生にとって、白黒の紙面に文字がびっしり並んでいる光景は、それだけで「お勉強のプレッシャー」を強く感じさせてしまうようでした。

当時の結論:2年生になってから、1学年下の級で再開

結局、これも1年生の夏の時点では進めるのを諦めました。 その後、子どもが2年生になってから改めて「1学年下の級(1年生レベル)」にあたる12級から再開しました。現在も継続していますが、1学年下のレベルをあえて選ぶことで、白黒の紙面でも解けるようになっています。1年生の初期に、無理にその学年相当の級をやらせる必要はなかったなと実感しています。

この問題集の代わりに子供が選んだのが、前に記載した文章読解にぐーんと強くなる です。難易度も変わらないのに、ここまでやる気に差が出るのね、と驚きました。

3. 『くもんの小学ドリル 作文・表現に強くなる ぐーんと強くなる』

「とにかくカラフルで、子どもが視覚的に気後れしないものを!」 そう考えて次に選んだのが、同じ公文が出している小学1年生 作文・表現にぐーんと強くなる でした。これなら全編フルカラーですし、デザインも親しみやすいので(文章読解力で選んだし、、、)、学童の自習プリントの束にそっと忍ばせて持たせました。

親の感想:書く力を育てる丁寧な作りだけど……

内容は非常に丁寧です。主語と述語の関係を意識させながら、自分の言葉で文章を書く表現力を育てるための工夫が詰まっています。「読むのが苦手なら、まずは短い言葉を書くアプローチから入るのもアリかもしれない」と考えたのですが、我が子の特性を完全に見誤っていました。

子どもの反応:書くステップが多すぎてエネルギー切れ

結果は、予想外の即挫折でした。 子どもから返ってきた理由は、「たくさん書くのが大変だから、このドリルは好きじゃない」という本音でした。

我が家の上の子は、性格的にとても丁寧で、文字を1文字ずつキッチリきれいに書こうとするタイプです。読むのが苦手な上に、文字を書く作業も人一倍ゆっくりで丁寧なため、記述量が多いドリルはそれだけで手が疲れてしまい、エネルギーが切れてしまうようでした。 親としては「考える力」を養ってほしくて選んだのですが、1年生のこの段階で「文字をたくさん書かせる」という負荷をかけるのは、この子の特性には合っていないと気づき、すぐに中止しました。

当時の結論:書かせるのをやめ、2年生で「口頭」で活用

これもドリル自体が悪いわけでは決してありません。ただ「書くこと」への負担が大きすぎただけです。 そのため、こちらも2年生になってから引っ張り出し、鉛筆を持たせるのをやめて「親が問題を読んで、子どもが口頭で答える」という土日のクイズ形式伴走で使用することにしました。書く負担をゼロにしてあげると、子どもは楽しそうに表現の勉強ができています。1年生の時に無理やり鉛筆で書かせていたら、確実に勉強嫌いにさせていたと思います。

📋 【比較まとめ】失敗から学んだ、小1国語ドリル選びの基準

今回ご紹介した3冊のドリルについて、当時の我が家の失敗パターンを分かりやすく表にまとめました。

ドリル名メリット我が子が挫折した理由現在の活用方法
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集 ベーシック抽象・具体や対比など、論理的構造が完璧。字が小さく、言葉が難しい。パッと見で気後れした。小学4年生になってから再開し、現在大活躍中。
小学 基本トレーニング 読解力【12級】 級単位で細かくステップアップできる。画面に色(カラー)がなく、見た目で拒絶。小学2年生の時に、1学年下の級からリトライ。
小学1年生 作文・表現にぐーんと強くなる フルカラーで、書く表現力が丁寧に身につく。丁寧に書く子にとって、記述の多さが苦痛だった。小学2年生の時に、書かずに「口頭クイズ」として使用。

💡 最後に:大人の「良いドリル」と、子どもの「できるドリル」は違う

これらの失敗を経て、私が強く感じたことがあります。

それは、「大人が中身を見て『これは内容が良い!素晴らしい!』と思う問題集でも、子どものやる気のスイッチが入らなければ、1ページも進めることは不可能だ」ということです。

特に小学校1年生の初期段階において、紙面のビジュアルが「カラフル」とは言い難いドリルや、文字がびっしり詰まっているものは、それだけで子どもに「難しそう、無理」という高い壁を感じさせてしまいます。中身のメソッドがいかに優れていても、子どもが本を閉じてしまっては意味がありません。

もし、お子さんが家でじっくり親と並んで座り、お父さんやお母さんが隣で1文ずつ丁寧にサポートしてあげられる環境なら、これらの少し硬派なドリルを最初から使ってもうまくいくかもしれません。

しかし、我が家のように「平日は学童で、子どもが1人の力で自力で解き進めなければならない」という状況であれば、子供がパッと見てワクワクするカラー印刷のものや、文字が大きくて記述量の少ないドリルからスタートするのが良いかもしれません。最初はとにかく「できた!」「これなら1人で読める!」という自信をつけさせることが最優先だからです。

うちの読みが苦手な子がハマったドリルはこちらです。
くもんの読解力を高めるロジカル国語小学1年生
小学1年生 文章読解にぐーんと強くなる
出口式 はじめての論理国語 小1レベル
それからもちろん忘れてはいけないのが
小学教科書ワーク 国語 !!

もし悩んでいたら、まずはこちらの問題集を試してみてください!
今、持っているドリルがお子さんに合わないなら、本棚の奥にそっとしまっておけば、学年が上がった時に役に立つ日が来るかもしれません。まずは、お子さんが、一番ラクにできるドリルを検討してみてください!

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